異業種ガチ対決は、業界の違う二社を「働く会社として比べたら、どちらを選ぶか」という視点で比較する企画です。
たとえば、トヨタ自動車とキーエンス、三菱商事とアクセンチュア。事業内容も仕事も違う会社を、同じ会社人生の基準で比べます。
会社の売上高や企業価値、製品の優劣を競う企画ではありません。給与、働き方、仕事、40代・50代の処遇、会社を出た後の選択肢などを比べます。
通常の会社ガチ対決との違い
会社ガチ対決
三菱商事と伊藤忠商事、三菱UFJ銀行と三井住友銀行など、同じ業界の会社同士を比べます。
異業種ガチ対決
メーカーとIT、総合商社とコンサルなど、業界の違う会社を同じ基準で比べます。
異業種でも同じ12ラウンドで比較します
比較する会社によって評価項目を変えず、次の12ラウンドを基本とします。
| ラウンド | 評価項目 | 見るポイント |
|---|---|---|
| 1 | 給与水準 | 20代、30代、40代など同じ年代で比べたとき、実際にどの程度の給与を受け取れるかを見ます。平均年収だけで判断しません。 |
| 2 | ジョブセキュリティ | 本人が働き続けたいのに、解雇、レイオフ、退職勧奨、厳しい人事評価などによって辞めざるを得なくなるリスクを見ます。 |
| 3 | 仕事の負荷 | 労働時間、休日、出張、営業目標、納期、精神的な負担などを見ます。 |
| 4 | 勤務地と生活の自由 | 転勤、海外赴任、単身赴任、出張、勤務地限定制度などを見ます。 |
| 5 | キャリアの自己決定権 | 職種、部署、専門分野、異動先などに本人の希望がどの程度反映されるかを見ます。 |
| 6 | 評価と昇進 | 評価基準、昇進機会、管理職と専門職の道などを見ます。 |
| 7 | 仕事の裁量と責任 | 顧客、案件、予算、部下、意思決定など、どの程度の仕事を任されるかを見ます。 |
| 8 | 身につく専門性 | 5年、10年働いた結果、具体的に何ができる人になるのかを見ます。 |
| 9 | 40代・50代の処遇 | 会社に残った場合の仕事、役割、給与、役職定年、専門職、配置転換などを見ます。 |
| 10 | 会社を出た後の選択肢 | その会社で得た経験を使い、社外のどの会社や職種へ移れるかを見ます。 |
| 11 | 会社の成長余地 | 今後も事業を伸ばし、新しい仕事や役職を増やせる余地があるかを見ます。 |
| 12 | 仕事の将来性 | AI、自動化、人口構造、産業構造の変化によって、その会社の仕事への需要がどう変わるかを見ます。 |
給与とジョブセキュリティは別に評価します
給与が高くても、成果が出なければ早い段階で会社を去る可能性が高い会社があります。反対に、給与では負けても長く働きやすい会社があります。
そのため、「いくら稼げるか」と「働き続けられるか」は別のラウンドで評価します。
不確実性ディスカウント
配属、異動、評価、40代以降の仕事など、会社人生に重要なことを十分に調べても確認できない場合があります。
本ラボでは、その「分からなさ」もリスクと考え、必要に応じて該当するラウンドの評価に反映します。これを「不確実性ディスカウント」と呼びます。
資料が少ないという理由だけで、機械的に評価を下げることはありません。
企業から報酬を受け取って評価しません
就職・転職インサイトラボは、分析対象となる企業から広告料や記事制作費などの報酬を受け取って、その企業を評価する媒体ではありません。
良い点は良いと評価し、慎重に見る必要がある点は、その理由を示します。就職・転職する人の側から会社を見ることを基本としています。